今回はこんな悩みにお答えします。
こんな人におすすめの内容
- 子どもにティックトックを使わせるのが不安なお父さん・お母さん
- ティックトックが中国のアプリだから危険だと思ってる人
Twitter(@tee___247)がTikTokの情報を発信中
こんにちは。TikTokコンサルのTEEです。今回は主に「ティックトックの危険性について詳しく知りたい人」向けに「ティックトック見るだけで危険性はあるの?【最低限したいセキュリティ対策あり】」というテーマでお話します。
先に結論からお話します。
ティックトック見るだけでも危険性はあります。
逆に、ネットに繋がっている以上「危険性がない」と言うのは不可能です。
ティックトックに限らず言えることですが、ネットに接続している時点で「個人情報の流出」や「位置情報を特定」の危険性は十分にあります。
大切なことは、どのようなリスクが存在しているのか?を理解した上で、自分がどのような選択を取るのか?と言うことです。
ネットを利用して、「危険じゃない」なんてことはほぼほぼあり得ません。なので、危険性はある中でどのようにネット社会に対応するかを一緒に考えていければと思います。
このブログでわかること
- ティックトックを見るだけで存在する危険性について
- 危険性を最小限にして安全にティックトックを利用する方法
- ティックトックの危険性に関するニュース
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TikTokに関する情報をまとめて知りたい方は
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【結論】ネットに接続している時点、何かしらの「危険性」はある
結論からお話します。ネットに接続している時点で何かしらの「危険性」は必ず存在します。これはティックトックだけに限らず、全てのアプリやWEBサイトの利用に関して言えることです。ティックトックを見るだけなら「安全」と書いているネット記事も存在しますが、100%安全なWEBサービスなど存在しないことをしっかり理解してください。
大切なこと
- ティックトックを見るだけでも、何かしらの「危険性」があることを理解すること。
- その危険性を理解した上で、「どのように利用するか?しないのか?」を選択すること。
これは、交通事故の可能性があるのに私たちが自動車を利用するのと同じ選択です。交通事故を起こせば、死んでしまう可能性もあります。それでも自動車での移動を選択するのは、時間という資源を無駄にしないための選択です。
ティックトックを見るだけでも、個人情報流出や位置情報の特定などのリスクはたしかに存在します。しかし、その危険性を踏まえて、どれだけのメリットが存在するのかを自動車の利用と同じように判断することを忘れないでください。
もしあなたが「中国アプリだからティックトックは危険だ」と言う思い込みをお持ちなのであれば、その偏見の方が危険性の高い考えであることも理解してください。
危険性はサイト閲覧よりもアプリダウンロードの方が高い
危険性という面からお話すると、ティックトックのサイトを閲覧するよりもアプリをダウンロードしての閲覧の方がリスクは高くなります。
危険性の高いのは?
アプリ > サイト
アプリをダウンロードするということは、プログラムをダウンロードすることでもあります。「iPhoneを探す」というアプリでiPhoneを無くしたときにもすぐに見つけられるのと同じように、外部からアクセスされて位置情報を特定されるような危険性がアプリにはあることを理解しましょう。ただし、これはティックトックに限ったはなしではなく、LINEやYoutubeなどのアプリに関しても同じことが言えることを忘れないでください。
ティックトックを見るだけでもある危険性
ここで説明する危険性は「ティックトック」に限った話ではありません。アプリをダウンロードして利用することによる危険性について説明します。もちろんアプリをダウンロードしていなくても、ネットに接続している時点で同様の危険性を孕んでいることを理解してください。
メモ
- TikTokのアプリで動画投稿しても、Googleの検索エンジンに表示される
- 位置情報を特定される危険性がある
- 個人情報流出のリスクがある
- スマホを遠隔で操作される可能性もある
TikTokのアプリで動画投稿しても、Googleの検索エンジンに表示される
ティックトックのアプリで動画投稿をされたものはGoogleやYahooなどの検索エンジンでも表示されます。つまり、「TikTokに動画を投稿する=Googleに動画を投稿する」であることを知っておく必要があります。アプリと聞くと、アプリの中だけでの情報共有と勘違いされているかもしれませんが、そんなことはありません。これからは、Googleでの検索結果にTikTokの動画投稿がはるかに表示される時代が数年以内に来ると思われます
位置情報を特定される危険性がある
アプリをダウンロードして見るだけでも、位置情報をトラッキングされている危険性があることを理解しましょう。これはティックトックに関しても同様のことが言えますし、通常のWEBサイトを閲覧するだけでも可能性があります。ネットに接続すると言うことは、自分の居場所を公開することでもあることを理解して利用しましょう。
個人情報流出のリスクがある
個人情報流出するリスクは2箇所に存在します。1つ目はあなたのティックトック。2つ目はあなたの連絡先を保有している友人のティックトックからです。TikTokのアクセス権限の設定では、連絡先と言う項目が存在します。ここがオンになっていると、ティックトックアプリからあなたのスマホの連絡先へのアクセスが許可されています。つまり、「あなたにより友人の個人情報が流出する可能性」があるとともに、「友人によるあなたの個人情報の流出の可能性」もあります。
個人情報流出のリスク
- あなたが友達の個人情報を流出する危険性
- 友人があなたの個人情報を流出する危険性
個人情報の流出を防ぐ方法
- 連絡先へのアクセス権限を「オフ」にする
- 友達にこのブログをシェアする
スマホを遠隔で操作される可能性もある
ティックトックのアプリに限ったことではありませんが、ネットに接続した時点でハッキングされて遠隔操作をされる危険性があります。アプリをダウンロードすると言うことは、あなたのスマホの中に他人が作成したプログラムをダウンロードすると言うことです。必ずしも遠隔操作がされるプログラムが入っていると言うわけではありませんが、悪意を持ったプログラムによってスマホを遠隔そうされる可能性があることは理解しておきましょう。この場合、ティックトックに動画を投稿していなくても、スマホのインカメラから動画を撮影される危険性もゼロではないことを理解しておきましょう。
危険性を最小限にして安全にティックトックを利用する方法
ティックトックを利用での危険性を最小限にして「安全」にご利用いただける方法を紹介します。以下の内容で最低限の危険性を排除することができますが、見るだけの利用でも危険性は存在します。その点をご理解いただいてお試しください。
「ペアレンタルコントロール」の設定で子どものTikTokを管理する
TikTokでは未成年のTikTok利用の安全性を確保するために「ペアレンタルコントロール」という仕組みを導入しています。「ペアレンタルコントロール」では、
- お子様の使用時間の制限
- 不適切なコンテンツの非表示
- プライバシーの安全設定
- アカウント設定
などの設定を保護者の方でコントロールできるようになります。
「見るだけ」でのティックトックの利用をする
見るだけでのティックトックの利用を徹底しましょう。理由は動画投稿を行うことにより、AIによるあなたのフェイク動画を作成できてしまうからです。この技術はディープフェイクと呼ばれています。
ディープフェイクとは
本来の意味は「機械学習アルゴリズムのディープラーニングを利用して、2つの写真や動画の一部をスワップ(交換)させる技術」。しかし現在、定義が広がっており、単に「フェイク動画」「偽動画」のことを指すことが多い。
見るだけでの利用ではあなたのディープフェイクを作成されることはありませんが、動画投稿を行うことにより世界中の不特定多数の人からディープフェイクの動画を作成される危険性が高くなります。そんなことあるの?と思うかもしれませんが、近年ディープフェイクの技術力は急激に上がっているので注意が必要です。
◆トムクルーズのディープフェイクで人気のTikTokアカウント
本物のトムクルーズに見えるかもしれませんが、ディープフェイクです。これくらい最近のディープフェイク技術は進んでいます。ディープフェイクを作成される危険性を避けたい方は見るだけでのティックトック利用をおすすめします。
@deeptomcruisehome again!♬ Beggin' - Måneskin
ティックトックによる「アクセス権限」を制限する
ティックトックのアプリをダウンロードすると、権限の付与を求められるタイミングがでてきます。適当に許可してしまっていることもあると思いますが、権限を付与すると言うことはそのアプリに全ての権限を与えることになります。ここでは、3つのアクセス権限を制限する方法を紹介します。
- 連絡先へのアクセスを制限
- マイクへのアクセスを制限
- カメラへのアクセスを制限
これらの制限を加えることによって、ティックトックにおける一部の機能が利用できなくなることがあります。見るだけのティックトックの利用に関して言うと、権限を付与する必要はないので制限しておきましょう。
◆iPhone(iOS)での制限方法
「設定」→「TikTok」でTikTokのアプリ設定画面に移動してください。
- 連絡先(オフ)
- 写真(選択した写真)もしくは(オフ)
- マイク(オフ)
- カメラ(オフ)
の設定をオフにします。
写真に関しては「選択した写真」を選択して、「アクセスを許可した写真」のみTikTokがアクセス出来る設定にしてください。「全ての写真」を選択してしまうと、全ての写真のデータに対するアクセス権限をTikTokのアプリに与えてしまうので注意!もしくは「オフ」に設定して完全にアクセスを制限してください。
【おまけ】ティックトックの「危険性・安全性」に関するニュース
参考文献
2020年8月14日 トランプ元大統領による大統領令に署名【TikTok禁止令】
2020年8月14日、トランプ元大統領が中国ByteDanceに対して米国のTikTok事業を45日以内に売却またはスピンオフすることを強制する大統領令に署名しました。これをきっかけに「TikTokは禁止令が出るほどの危険なアプリ」と言うイメージがつきました。この事実だけを聞くと、TikTokが危険なアプリだと言う認識を持つかもしれませんが、実際はTikTokの勢いをなんとしても止めたいアメリカの強硬手段とも言われています。
2020年9月19日 中TikTokが米Oracleとの業務提携に合意
TikTokとOracleが業務提携を行うことにより、Bytedanceはtiktokの米国事業を継続することができるようになりました。業務提携案では、
- Byte Danceの国際事業を分離して設立する新会社「ティックトックグローバル」が新規株式公開(IPO)を目指す
- オラクルとウォルマートがIPO前の資金調達に参加して両社合わせて20%を出資する
などの条件のもとByte DanceはアメリカでのTikTok事業の継続が可能となった。
2020年9月20日 TikTokゼネラルマネージャー佐藤陽一さんからのメッセージ
@tiktokjapan TikTok Japan ゼネラルマネージャー佐藤陽一からTikTokをお使いの皆様にメッセージ#wearetiktok ♬ オリジナル楽曲 - TikTok Japan
TikTokをお子様がうまく利用するために!保護者が読むべきサイト
>>保護者向けガイド - Safety Center | TikTok
まとめ
ティックトック見るだけで危険性はあるの?【最低限したいセキュリティ対策あり】はいかがだったでしょうか?TikTokの危険性に関しては、2020年のアメリカでのTikTok禁止令をきっかけにささやかれるようになりましたが、そもそもネットで繋がるものは何かしらのセキュリティー上の危険性を孕んでいます。全ての危険性を取り除いて安全に利用すろことは不可能です。TikTokの危険性を考えることも重要ですが、それ以上に私たち一人一人がインターネットという存在に対してどのように関わっていくか?という姿勢や認識を改めることが最も重要なことなのかなと思います。お子様に安全にTikTokを利用してもらえるように今後もできる限り多くの情報を提供していきますので、お時間のある際にご覧ください!